日本小児脾臓・門脈研究会は小児期を中心に成人を含め、脾臓、網内系、門脈系及びその関連領域の構造と機能、病態、診断及び治療等に関する研究の向上を図ることを目的としています。

会長挨拶

  • 第36回日本小児脾臓・門脈研究会 会長
  • 兵庫県立こども病院 小児外科 部長
  • 横井 暁子

 

このたびは第36回日本小児脾臓・門脈研究会開催のお世話をさせていただく名誉を賜り、誠に光栄に存じます。

 

本研究会は、平成30年に「日本小児脾臓研究会」から「日本小児脾臓・門脈研究会」と変更されました。
これにより、脾臓疾患のみならず、門脈血行異常症及び先天性門脈欠損症等の門脈循環に異常を来す病態解明、診断と治療についての新しい知見が提供されてきました。

しかし稀少疾患であるがゆえ、多数の症例のご経験をもっておられる施設は限られております。

 

今回のテーマは「エキスパートに学ぶ門脈循環異常」としました。
前半に神奈川こども医療センターの新開真人先生、国立成育医療センターの阪本靖介先生、済生会横浜市東部病院の乾あやの先生、九州大学の永田弾先生にミニレクチャーをしていただきます。

ご専門分野において貴重なご経験を拝聴できるのではないかと期待しております。

 

後半は症例検討会とし、皆様のご施設で経験された門脈循環異常に関する症例をご提示いただき、エキスパートの先生方を含めてディスカッションできればと考えております。

興味深い症例、治療に難渋している症例など奮ってご応募いただきますよう何卒よろしくお願い申しあげます。

 

新型コロナウィルス感染終息の目処はまだたちませんが、現在のところ、皆様方に神戸にお集まりいただき、楽しい研究会にしたいと考えております。

 

ご支援のほど重ねてお願いを申しあげます。